藤森神社の子供の日のお祭り、神幸祭の神輿を正門前で撮影

2009年5月 7日

神輿神霊遷(みこしみたまうつし)の儀式が完了したお神輿は、5月5日のこどもの日になると、南は京阪墨染駅付近から北は七条駅付近まで、縦長のコースを巡行します。それと同時に神役行列や鼓笛隊行列も練り歩きます。この一連の行事を神幸祭(しんこうさい)と言います

神輿の種類には第一神輿~第三神輿に加えて女神輿があり、それぞれ巡回コースも時間も異なります。あっちを見に行くと、こっちが見られない、という状況が発生しかねないため、巡回ルートのスタート地点である京都市立藤ノ森小学校付近の藤森神社正門前を撮影スポットに選びました。この他のオススメスポットには伏見稲荷大社があります。稲荷神社には神職の方々や御輿の担ぎ手が休憩のために集結するからです。

撮影するなら神輿が氏子地区に出向く前のスタート地点

祭礼の当日には、複数基あるお神輿は氏子地区に向かっていきますが、宮本下ノ郷神輿・深草郷神輿・東福寺上ノ郷神輿のそれぞれが別のルートを辿っていきます。だから、写真などを撮影するのであれば、スタート地点である藤森神社の正門が効率がいいわけです。

それでは、金色に輝く優雅な神輿を順を追って見ていきましょう。もちろん、鼓笛隊の奏楽も押さえています。

長い神役行列に続く女神輿

先頭を切ってスタートした宮本下ノ郷神輿に続く形で神役行列が出てきました。まず、高張提灯や少年鼓笛隊を先頭にして、飾り車や太鼓が通過していきます。これは幕末期の官軍の行進を模したものです。

その後、法螺の音に合わせて鎧武者の行列がお目見えします。この行列が朝渡(あさわたり)です。朝渡とは、早良親王(さわらしんのう)が陸奥での反乱を征討する際の行列に扮したものです。

馬のいななきと共に現れたのが皇馬(こんま)の行列です。これは、清和天皇の勅によって執り行われた、国の平和と天皇の長寿を祈る神事の時の行列に扮したものです。藤森神社の5月5日の深草祭は、これが起源です。

続いて七福神の仮装行列の登場です。恵比寿をはじめ、大黒天や毘沙門天などの縁起物の仙人に扮した担当者が行列を作っています。弁才天に扮する紅一点が琵琶を持っていたりと、小物も凝っています。

次に現れる行列が拂殿(ほって)です。これは、新羅征討から凱旋した神功皇后(じんぐうこうごう)の軍勢が、山城国の深草藤森で、軍旗の中で最も大きい旗である纛旗(とうき)を立てて、武具を納め、塚を造り、蟇目(ひきめ)を射て祭祀を行った時の行列に扮したものです。

最後に現れるのが女神輿です。「あらうんよいよい、あらうんとまかせ。」という掛け声とともに女性の担ぎ手が通り過ぎていきます。

神役・鼓笛隊行列と女神輿

西浦町を縦断する深草郷神輿

京阪電車で言うと、南は墨染、北は鳥羽街道までを巡行するのが深草郷神輿です。

正門前のT字路を無事に曲がりきることができて、まばらではありますが拍手がおこります。

深草郷神輿を正門前にて撮影

このブログが紹介している西浦中央公園で昼食休憩を取っていたのが、このお神輿です。

以下の順番で、色々な学校の近くを通り過ぎていくのが特徴です。

  1. 藤ノ森小学校
  2. 深草小学校
  3. 聖母女学院
  4. 稲荷小学校
  5. 伏見工業高校
  6. 警察学校
  7. 砂川小学校
  8. 龍谷大学
  9. 藤ノ森中学校
  10. 深草中学校
  11. 京都教育大学附属高等学校
  12. 京都市消防学校
  13. 京都府看護専修学校

神役行列と巡行ルートが同じ東福寺上ノ郷神輿

鼓笛隊行列をはじめ、前述の「朝渡」「皇馬」「七福神」「拂殿」の4種類の神役行列と同じコースを巡行するのが、この東福寺上ノ郷神輿です。

正門前のT字路を一回で曲がることができず、やり直しとなりました。神輿行列の最後尾には馬に乗った人が付いていきます。蹄の音がカッポカッポと鳴り響きます。

東福寺上ノ郷神輿を正門前にて撮影

正門前で撮影しそびれた宮本下ノ郷神輿

宮本下ノ郷神輿は、他の神輿に比べて藤森神社を出発する時間が1時間程度早いため、撮影に間に合いませんでした。

でも、ラッキーなことに伏見税務署付近で巡行しているところをビデオに収めることができました。

神輿を担いで、「ほいっと!ほいっと!」という掛け声とともに、上下に激しく揺り動かします。狭い道路を巡行するため、周辺一帯の交通が完全に麻痺しています。

宮本下之郷神輿を墨染付近にて撮影

以上で神幸祭で担ぐ4つの神輿はコンプリートです。これらの神輿が巡行している間、神社の境内では駈馬神事が執り行われていますが、これについては次のトピックで紹介します。

2009/05/07 01:10 AM

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