徐々に明らかになっていく京都における事故米不正転売経路

2008年9月19日

農薬やカビ毒によって汚染された工業用米が、愛知県名古屋市の接着剤製造業者「浅井」から福井県小浜市と京都市伏見区の米穀店を経て、京都市南区の弁当製造販売会社に納入されていました。このことによって、京都市内の中学校47校の学校給食で事故米が使用されていることが明らかになりました。

それだけでなく、コンビニやスーパーで販売されている、もち米を使用した加工食品にも汚染米が混入していることが発覚しました。

学校給食として京都市内で流通するまでの経路

京都市内において事故米が給食・弁当として出回るまでの具体的流通経路は以下の通り。

  1. 愛知県名古屋市の接着剤製造業者「浅井」
  2. 福井県小浜市の米穀販売会社「幸池商店」
  3. 京都市伏見区の米穀販売会社「京山
  4. 京都市南区の弁当製造販売会社「ファーストフーズ

このような順番を経て、毒餃子事件でお馴染みとなった有機リン系殺虫剤「メタミドホス」や、発ガン性物質(特に肝臓癌を引き起こすとされる)のカビ毒「アフラトキシンB1」によって汚染された工業用米が、業務用のもち米として出回り、食用として消費されたみたいです。

流通段階で事故米が混入しているので、学校給食にとどまらず、西日本においてもち米を使用する食品(お酒、和菓子、せんべい、赤飯など)は軒並みアウトですね。誰しもが何らかの形で事故米を口にしている可能性が高いというのは恐ろしいことです。

こんな状況の中で、目の前で精米してくれる地域密着型の米穀店が見直されてくるのでしょうね。やっぱり地元のお米屋さんで購入して自炊するのが安心感が高そうです。

シノブフーズの赤飯のおにぎりにも汚染米が混入

大阪市の「三笠フーズ」と名古屋市の「浅井」が転売したもち米が、京都市の米穀販売業者を経由して、大阪市の食品加工会社「シノブフーズ」に販売されて赤飯のおにぎりに加工され、東海地方のコンビニやスーパーで売られていたというニュースが報道されました。

報道時は”東海地方”という但し書きがありましたが、シノブフーズの販売先をチェックすると、東海地方にとどまらず、近畿地方にも出回っていそうです。

シノブフーズ株式会社の主要販売先

主な販売ルートは以下の会社。このサイトのメインコンテンツである西浦町周辺にもシノブフーズの取引先の会社が結構ある。

また、シノブフーズの製品だけでなく、イオンやセブン&アイのプライベートブランド製品(以下、PB)への事故米混入も危惧されている。

イオンとセブン&アイ向けにPB焼酎を製造しているメーカー「オエノンHD」では、自主回収対象商品を掲示している。理由は、芋焼酎用麹米の一部に事故米穀が含まれていたためとしている。

米焼酎ではなく芋焼酎だから安全と思いがちだけど、原料の麹米が汚染されているというオチですね。笑えませんが。

三笠フーズと、その関連会社「辰之巳米穀」のルートも不安要素が高い

「三笠フーズ株式会社」(代表取締役冬木三男)と、その関連会社「辰之巳米穀」(代表者冬木三男)の得意先として伊藤忠系列の会社が目立つ。ということは、伊藤忠ルートから米を仕入れている会社も不安要素が高いということになる。

株式取引をしていると悪い癖で、伊藤忠→吉野家という具合に連想ゲームのごとく思い浮かんでしまった。そこで、吉野家の投資家窓口から事故米混入状況を問い合わせしてみたが、「安心してお召し上がり下さい」というテンプレっぽい返答が来るのみで、仕入れの詳細は不明。

一般顧客向けには特に安全宣言はしていないようで、よくお店を利用している人は不安だろうなと思った次第です。

2008/09/19 11:37 PM

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